市川大楽園製茶

お茶のいれかた裏街道その4

< [43] 2003/09/01 >
このコーナーでなんども書きましたが、浸出時間についておさらいしておきたいと思います。今のお茶は、製茶の蒸しの工程で、ある程度よく蒸されたお茶が主流です。ですから浸出時間をあまりおかずに、すぐ出しても、茶こしの網を通ってくる粉っぽい部分のせいで、水色は緑色に出ます。でも、味は、まだ出ていないので、ちゃんと色はついているのにおいしくないという方は、もうちょっと時間を置いたほうがいいかもしれません。逆に時間を置きすぎると強い渋みや、雑味が出て、お茶のさっぱり感がなくなります。味がきつすぎる。味は濃いが、お茶らしい味がしないという場合は、浸出時間を長くて1分、短くて30秒を目安に短くしてみてください。前に紹介した、急須のふたを開けてお茶の開き具合を見るという方法も有効です。とりあえずは、浸出時間にだけは、充分気を使うのが、お茶をおいしく出す近道と思います。
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