市川大楽園製茶

茶畑便り11

< [70] 2004/12/01 >
 早いもので秋番茶が終わったと思ったら、もう年の瀬です。秋整枝(あきせいし)といって秋番茶を収穫した後、茶園の表面をならすように刈ります。平均気温がある程度下がると、お茶の木は休眠状態に入っていますので、もう芽は出てきません。刈ってまもなく霜が降りると、切れたところがいたむので、秋整枝を普通は十月いっぱいまでにします。三月ぐらいに、その高さから飛び出たところだけ刈って、新芽の出てくるのを待ちます。新茶は、今の高さの少し上を刈ります。硬くて深緑色した親葉や、茶色の木茎が決してはいらないようにします。今は、乗用摘採機もあり、決まった高さで刈るのは簡単ですが、二人で片方ずつを持って刈る、可搬式(かはんしき)摘採機では、親葉や木茎が混じらないように刈るのは、二人の息が合わないと、うまくいきません夫婦での作業の場合、しばしば、夫婦ゲンカの原因になったようです。
二人で刈る可搬式摘採機
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